ごぼうの味噌汁/今日の味噌汁(17日目)
市販のお弁当の隅に申し訳程度に添えられるきんぴらごぼう。それはごぼうと人参を炒め煮にして白ごまを振ったごくごくシンプルなものであることが多いです。母がごぼうを使った料理を拵えた記憶がない私はきんぴらごぼうといえばそれらお弁当の隅に添えられた箸休めという印象しか持っていませんでした。
母はごぼうが苦手なわけではなく、忙しい日々の中で下処理に手間のかかる割には家族にあまり人気のない料理なので拵える甲斐がないと思っていたのかもしれません。
次に電話で話をする時にでも尋ねてみることにしましょうか。
いつものことですが、自身の感覚だけで遠ざけていただけの母は「あれ?そうだった?」と言いそうですが。
そのおかげで、出張先や旅行先の食べ物屋さん、大人になって出来た親戚の家の食卓に上るきんぴらごぼうのバリエーションに何度も驚くことになりました。
鶏肉、牛肉、さきいか等々。
ごぼうと人参以外にたんぱく質の具が入るだけで充分立派にメインを張るおかずになるんですもの。
さて、今日はほうとうの具に使った残りはきんぴらごぼうにしようか、炊き込みご飯の具にしようか…と考えながら買い入れたごぼうをちょいと拝借してごぼうの味噌汁を拵えました。
【材料】
ごぼう…10センチ程度
人参…5センチぐらい
ちくわ…2本
たまご…1個
水250cc
茅乃舎の出汁(出汁パック)1袋
味噌、大さじ1
アルミホイル10センチ長さ程度
【作り方】
◆事前準備
ごぼうは泥を綺麗に洗って落とす。
アルミホイルをくちゃくちゃっと縮めてしわしわの状態にして出来たトゲトゲを潰さないように慎重に広げる。
アルミホイルでごぼうを擦って皮をこそげる。
※面倒だったりアルミホイルがなければピーラーを使っても包丁の背を使ってもいいです。
人参はせんぎりにする。
ちくわは斜め薄切りにする。
◆本番
①小鍋に水と出汁を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にして3分程度煮出して出汁をとる(出汁パックを取り出す)
②ごぼう、人参、ちくわを①の鍋に入れて一混ぜする。
③たまごを②の鍋に割り入れて弱火で蓋をして3分さらに煮る。
④火を止めて味噌を③の鍋でたまごを壊さないように優しく溶く
⑧再び火をつけて沸騰直前まで温める
⑨器に盛り完成!
具材をごま油で軽く炒めてから煮ればコクが増して美味しいのでしょうけれども、朝の忙しない中で油物の扱うのは厄介なのでやりません!!(寝坊しただけ